化粧品を安全に梱包する方法|手順とポイントを詳しく解説
「化粧品の梱包方法ってどうするのがいいんだろう?液漏れしたり割れたりしないか心配」
このように、化粧品の梱包方法へ不安を抱いている方もいるのではないでしょうか。
乳液や香水など、液体や割れ物の多い化粧品の梱包方法を間違えると、購入者とのトラブルにつながる可能性があるので注意が必要です。
そこで本記事では、化粧品を安全に届けるための梱包方法を、必要な資材から具体的な手順まで詳しく解説します。
緩衝材の巻き方や複数の化粧品を送るときの梱包方法など、押さえるべきポイントもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
化粧品の梱包方法

さっそく化粧品の梱包方法について見ていきましょう。
用意すべき資材と、5つのSTEPでできる梱包手順を解説します。
梱包資材
化粧品の梱包に必要な資材は、以下のとおりです。
| 梱包資材 | 用途 |
| OPPビニール袋 | 化粧品を水濡れから守る 万一の液漏れを防止する |
| 衝撃材(プチプチ※や新聞紙) | 化粧品を外部の衝撃から守る |
| 封筒やダンボール箱 | 発送時に化粧品を入れる |
| マスキングテープ | 化粧品のフタが開かないよう固定する |
| セロハンテープ | OPPビニール袋の封をする |
| ガムテープ | 封筒やダンボール箱を封する |
※「プチプチ」は川上産業株式会社が商標登録している気泡緩衝材です。
これらの資材はホームセンターや100円ショップ、ネットショップなどで購入できます。
とくに緩衝材は破損防止のために多めに使用するので、十分な量を用意しておくと安心です。
事前に必要な資材を揃えておき、スムーズに作業をすすめましょう。
梱包から発送までの手順5STEP
化粧品の梱包から発送までの手順は、以下5つのSTEPです。
STEP1|テープで化粧品の封をする
STEP2|緩衝材で化粧品を保護する
STEP3|ビニール袋に入れる
STEP4|封筒やダンボール箱に詰める
STEP5|発送する
液漏れや破損を防ぐために、それぞれの工程を丁寧におこないましょう。
順番に解説します。
STEP1|マスキングテープで化粧品の封をする
まず、マスキングテープで化粧品の封をします。
剥がしやすく、商品本体を傷つけにくいのでセロハンテープよりマスキングテープがおすすめです。
輸送中の揺れで中身が漏れる可能性があるため、化粧品のキャップやフタがしっかり閉まっているか確認したうえで、開かないよう固定しましょう。
また、ポンプ式の容器は輸送中にポンプが押されて液漏れする恐れがあるので、ヘッド部分にマスキングテープを巻いて固定すると安全です。
STEP2|緩衝材で化粧品を保護する
次に、緩衝材で化粧品全体を包みます。
最低でも2〜3重に巻き、外部からの衝撃をしっかり吸収できるようにしましょう。
緩衝材で包んだあとは、端をマスキングテープで留めて、輸送中にほどけないよう固定してください。
複数の化粧品を送る場合は、この段階で1つずつ個別に包んでおくと、商品同士がぶつかって破損するリスクを減らせます。
STEP3|ビニール袋に入れる
つづいて緩衝材で包んだ化粧品を、OPPビニール袋に入れましょう。
OPPビニール袋に入れることで、万が一液漏れが起きた場合に、ほかの梱包材や配送伝票を汚さずに済みます。
また、購入者にも「丁寧に梱包されている」と好印象を与えられるメリットもあります。
化粧品より少し大きいサイズの袋を選び、空気を抜いてから、セロハンテープでしっかり封をしてください。
チャック式のOPPビニール袋があれば、より作業が楽になるでしょう。
液体の化粧品を複数送る場合は、個別にOPPビニール袋に入れることで、1つが漏れても他の商品を守ることができます。
STEP4|封筒やダンボール箱に詰める
ビニール袋に入れた化粧品を、封筒やダンボール箱に詰めていきます。
小さな口紅やリップグロスなどは封筒でも問題ありませんが、ガラス瓶の香水やファンデーションケースは割れやすいので、強度のあるダンボール箱に入れると安心です。
箱の中で化粧品が動かないよう、隙間に新聞紙や緩衝材を詰めて固定しましょう。
封筒やダンボール箱に詰め終えたらフタをガムテープでしっかり留め、重さがある場合は底面にも補強としてテープを貼っておくと安心です。
STEP5|発送する
梱包が完了したら、化粧品を発送します。
発送前には必ず重さとサイズを測り、適切な配送方法を選択しましょう。無駄なコストを抑えられるだけでなく、商品に合った安全な配送ができます。
定形外郵便やレターパック、宅急便などさまざまな発送方法があるため、以下のポイントを比較しながら検討してください。
・サイズ
・送料
・追跡サービスの有無
・補償の有無
とくに高価な化粧品には、万一に備えて追跡サービスや補償のある発送方法を選ぶことをおすすめします。
以下の記事では補償付き発送サービスを比較していますので、参考にしてください。
補償付き発送サービス比較|荷物が破損した!そんなときに安心の発送方法
またフリマサイトで発送する場合は、各サイト独自の配送サービスが便利です。
通常の発送よりコストを抑えられるうえ、匿名配送や追跡機能、補償もついているため安心して利用できます。
たとえばメルカリなら「らくらくメルカリ便」や「ゆうゆうメルカリ便」、楽天ラクマなら「かんたんラクマパック」などがあります。
以下の記事ではメルカリや楽天ラクマで使える発送方法について解説していますので、ぜひご覧ください。
メルカリで定形外郵便を利用する方法!注意点や荷物が届かないときの対処法もご紹介
【2023年度版】メルカリで使える発送方法は?送料・サイズ・送り場所を解説
かんたんラクマパックの送料は運送会社で違う!サイズごとの送料や違いを解説
化粧品を梱包するときに押さえたい3つのポイント

最後は、破損や液漏れを防ぐためにも、化粧品を梱包するときに注意していただきたい3つのポイントを紹介します。
・割れ物は緩衝材を多めに使って包む
・複数の化粧品はまとめず小分けにする
・梱包材は大きすぎないものを選ぶ
順番に見ていきましょう。
割れ物は緩衝材を多めに使って包む
壊れやすい割れ物は、緩衝材を多めに使って包みましょう。
化粧品は、輸送中の衝撃で割れてしまうことがあります。
香水やマニキュア、ガラス製のファンデーションケースなどの割れ物は、通常の化粧品よりも厚めに最低でも3〜4重に緩衝材を巻き、保護しましょう。
緩衝材を巻いたあと、手で軽く押してみて柔らかいクッション性があるか確認すると安心です。
箱の中でも動かないよう、周囲にもしっかり緩衝材を詰め、「ワレモノ注意」のシールを貼っておくと配送業者も丁寧に扱ってくれます。
万全の梱包をすることで、購入者とのトラブルを防げます。
複数の化粧品はまとめず小分けにする
「梱包から発送までの手順5STEP」にて軽く解説しましたが、複数の化粧品を同時に送る場合は、すべてを一緒にまとめず、個別に緩衝材とビニール袋で包装しましょう。
個別に包むことで輸送中に商品同士がぶつかり合うことで発生する、傷や破損を未然に防げます。
また、万が一1つの商品が液漏れしてもほかの商品への被害を最小限に抑えられます。
とくに硬いコンパクトケースと柔らかいチューブ類を一緒にすると、チューブが押しつぶされる危険性があるため注意が必要です。
少し手間はかかりますが、購入者に良い状態で届けるために大切な工夫です。
梱包材は大きすぎないものを選ぶ
梱包材は、化粧品に対して大きすぎないものを選びましょう。
大きすぎる箱を使うと、輸送中に中身が動いて破損のリスクが高まります。
また、箱のサイズで送料が決まるため、大きい梱包材ほど無駄なコストがかかってしまう点でもおすすめできません。
とくにメルカリや楽天ラクマなどのフリマアプリでは送料が利益に直結するため、適切なサイズの梱包材を選ぶ必要があります。
さまざまなサイズの箱や封筒を常備しておくと便利でしょう。
化粧品は適切に梱包して安全に届けよう

本記事では、化粧品の梱包方法について解説しました。
化粧品を梱包するときは、液漏れと破損防止の工程が非常に重要です。
防水対策と緩衝材による保護を徹底し、商品に合った梱包材を選ぶことで、受け取る側へ安全に商品を届けられます。
今回紹介した手順とポイントを実践して、トラブルのない発送を心がけましょう。

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