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OPPとCPPの違いを比較!OPPとCPPの特徴や用途、選び方をわかりやすく解説

商品を梱包する際、OPPとCPPの違いについてよくわからず、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

どちらもポリプロピレン製のフィルムですが、製造方法の違いによって透明度や強度、密封のしやすさが大きく異なります。

本記事では、OPPとCPPの違いを比較表でわかりやすく整理したうえで、それぞれのメリット・デメリット、用途に合わせた選び方を解説します。

梱包資材選びでお困りの方は、ぜひ参考にしてください。

 

OPPとCPPの違いがひと目でわかる比較表

 

OPPとCPPには、以下のような違いがあります。

項目 OPP CPP
製造方法 縦横二方向に延伸 延伸せずそのまま成形
コスト
手触り パリパリと硬い やわらかく伸びる
透明度・光沢
OPPよりやや劣る
ヒートシール性 ×
引き裂き強度 ×
耐衝撃性 × ×
防湿性・耐水性
耐熱性
耐寒性
-50℃まで
×
0℃まで
主な用途 見た目の美しさが求められる包装 重量のある商品の包装
配送時に耐性が必要な包装

ヒートシール性:フィルム同士を熱で接着できる性質

 

OPPとCPPは、どちらもポリプロピレンを原料とするフィルムですが、製造工程の違いによって透明度や強度、柔軟性などの特性が異なります。

一見似ていても、得意とする用途が異なることから、商品の重量や密封の必要性、見た目を重視するかなどを基準に選ぶことが大切です。

OPPの特徴|メリット・デメリット

ここではOPPをCPPと比較したときのメリットとデメリットを詳しく見ていきます。

メリット

OPPの最大のメリットは、透明度と光沢性の高さです。

CPPより透明度が高く、中身を美しく見せられるため、商品の魅力を引き立てます。

 

また、フィルムにハリやコシがあるため、しわになりにくく見た目がきれいな状態を保ちやすい点も特徴です。

印刷の発色もよく、商品名やロゴを美しく印字できることから、パッケージデザインを重視する商品にも向いています。

野菜や果物のパックフィルム、DM用袋の透明窓部分など幅広い用途で使用されており、水蒸気を通しにくい防湿性もあることから、湿気を避けたい商品にも使用できます。

見た目の美しさと機能性を兼ね備えているため、さまざまな商品に採用されている素材です。

デメリット

OPPのデメリットは、引き裂きに弱いこととヒートシール性の低さです。

フィルムにハリがある一方で、一度切れ目が入ると裂けやすい性質があるため、鋭利なものや重量のある商品の包装には向いていません。

 

また、OPPは熱を加えてもフィルム同士が接着しにくく、ヒートシール性が低い点にも注意しましょう。

そのままでは袋の口を熱で密封しにくいため、熱で接着できる加工を施したOPPフィルムやCPPが使用されるのが一般的です。

OPPは見た目の美しさや防湿性に優れますが、強度や密封性が求められる用途ではCPPと使い分けることが大切です。

CPPの特徴|メリット・デメリット

つづいて、CPPをOPPと比較したときのメリットとデメリットを詳しく見ていきます。

メリット

CPPの主なメリットは、引き裂き強度や耐摩耗性の高さ、そしてヒートシール性に優れていることです。

原料のポリプロピレンを引き伸ばさず、溶かしてそのまま冷やし固めるため、CPPには柔軟性があり、引っ張っても伸びる性質を持ちます。

そのためOPPよりも引き裂き強度や耐摩耗性が高く、摩擦でも穴が開きにくいため、厚みのある冊子やカタログなど重量のある商品の包装に適しています。

 

また、熱を加えるとフィルム同士の分子がよく融着することから、袋にしたときの継ぎ目が使用中に剥がれたり破れたりしにくいのも特徴です。

防湿乾燥剤や品質保持剤を密閉する袋など、しっかり封をしたい用途にはCPPが適しており、強度と密封性を兼ね備えた、実用性の高いフィルムといえます。

デメリット

CPPは透明度や光沢、低温環境下で劣化しやすい点がOPPに劣っています。

OPPのように延伸されていないぶん、光沢や透明感の面ではやや及ばないため、中身の見映えを重視する商品には、OPPのほうが適しています。

 

また、低温環境下での劣化にも注意が必要といえ、CPPは0℃前後を下回ると材質が硬くなり、衝撃で破れやすくなるリスクがあります。

CPPは強度や密封性に優れる一方で、透明度や低温耐性の面ではOPPと使い分ける必要があります。

OPPとCPPはどちらを選ぶべき?

OPPとCPPのメリット・デメリットを踏まえたうえで、用途別にどちらを選ぶべきか見ていきましょう。

主なチェックポイントは、以下4つです。

 

・重量

・見映え

・引き裂き強度

・密封性

 

商品が軽く、見映えを重視する包装には、OPPがおすすめです。

中身をはっきりきれいに見せられるため、商品の魅力を引き立てられることから、店頭での陳列・販売を目的とした包装では、OPPを選ぶとよいでしょう。

OPPに適した商品一例
野菜や果物のパックフィルム
アイスクリーム・ガムなどのお菓子の包装
おせんべい、クッキーのような湿度に弱い商品の包装
ケーキの外側のフィルム
花のラッピング
紙製クラフトバッグ、DMの透明窓部分

一方、重量があるものや、引き裂き強度や密封性を重視する包装には、OPPではなくCPPを選択しましょう。

ヒートシール性に優れており、OPPより裂けにくく柔軟性が高いことから、CPPは強度を求められる包装にも使用できます。

CPPに適した商品一例
厚み・重量のある冊子・カタログ
シール強度が求められる食品包装
防湿乾燥剤・品質保持剤の密閉袋冷凍食品(ラミネート加工を施して活用)

なお、低温環境での使用や、強い衝撃が加わる場面では、OPP・CPPともに性能が落ちる可能性があります。

使用する地域や用途を踏まえて、どのような包装が適しているか検討すると安心です。

OPP・CPPを選ぶときによくある疑問

最後に、よくある質問にお答えしていきます。

OPCPとは何が違う?

OPCPは、外側にOPPと内側にCPPを貼り合わせた複合フィルムです。

外側のOPPが透明度や印刷適性の高さを活かして見映えよく仕上げる一方、内側のCPPがヒートシール性と引き裂き強度を補います。

透明度を保ちながら密封性も求められる包装に向いています。

OPP袋は冷凍保存に使える?

OPPは−50℃まで使用できるものの、ヒートシール性が低いため、冷凍保存には不向きです。

冷凍食品の包装には、CPPを他のフィルムと貼り合わせた複合フィルムが使われることが一般的です。

コストが安いのはどっち?

OPP・CPPともに生産性が高い素材のため、単価に大きな差はないとされています。

原料も同じポリプロピレンであるため、厳密なコスト差よりも、透明度や強度、密封性といった用途に合った特性で選ぶことが重要です。

OPPとCPPの違いを理解して用途に合った袋を選ぼう!

OPPとCPPは同じポリプロピレンを原料としながら、延伸するかしないかという製造方法の違いによって、透明度や強度、密封性など特性が大きく異なります。

見映えを重視する軽量な商品にはOPP、強度や密封性が求められる商品にはCPP、というように用途に合わせて使い分けることが、商品の破損やクレームを防ぐうえで重要です。

商品の特性や配送環境に合わせた最適な包装資材を選択しましょう。

監修者紹介

日本最大級の梱包資材通販サイト、梱包材の専門店【コンポス】の代表。
長年、梱包資材業界に携わり、多種多様なお客様のご質問やお悩み、ニーズにお応えしてきました。
梱包資材に関するご質問やお悩みは何でもお気軽にご連絡ください。

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