チルドゆうパックの送り方3STEP!品物に最適な梱包方法を解説

「チルドゆうパックの送り方ってどうしたらいいの?手順や梱包方法を知りたい」
「チルドゆうパックの送り方はどんなことに気をつけたらいいのだろう?せっかく送るから品質を保って届けたいな」
このように、チルドゆうパックの送り方についてお悩みの方もいるでしょう。
そこで本記事ではチルドゆうパックの送り方を3STEPで解説するとともに、送る品物に最適な梱包方法もお伝えします。
最後によくあるQ & Aにもお答えしますので、ぜひご覧ください。
目次
チルドゆうパックの送り方を知る前に概要を把握しておこう
チルドゆうパックの送り方を知る前に、どのようなサービスなのか概要を把握しておきましょう。
ここではチルドゆうパックのサービス内容とサイズ、料金について解説します。
チルドゆうパックとは冷蔵品を送れる郵便局のサービス
チルドゆうパックとは0~5℃の冷蔵温度帯で冷蔵品を送れる、郵便局のクール便サービスです。
冷蔵よりも低温かつ凍らない温度のチルド冷蔵で配送されるため、チルドゆうパックを利用すると肉や魚、野菜など生鮮食品の鮮度をキープしながらお届け先に送れます。
常温のゆうパックと同じく、土日祝日も含めてチルドゆうパックの配送をおこなっており、地域によって異なるケースもありますが、一般的に引受けの翌日~翌々日にお届け先へ配達されます。
お届け日数の詳細は郵便局の公式サイト「お届け日数を調べる」から検索できますので、参考にしてください。
遠方への食品ギフトやネット通販で購入された生鮮食品のような食品だけでなく、温度管理が必要な医薬品・化粧品の配送にも適している配送サービスです。
チルドゆうパックのサイズ
チルドゆうパックのサイズは以下のとおりです。
チルドゆうパックのサイズ区別は60~150サイズまでとなっており、少量の生鮮食品から特別なイベント用の大型食品や大きな花束まで、さまざまな大きさの品物を送ることができます。
チルドゆうパックの料金
チルドゆうパックのサイズ別料金は、以下のとおりです。
サイズ | 料金:ゆうパックの基本運賃にプラス |
60サイズ | +225円 |
80サイズ | +360円 |
100サイズ | +675円 |
120サイズ | +675円 |
140サイズ | +1,330円 |
150サイズ | +2,100円 |
チルドゆうパックの料金設定は、ゆうパックの基本運賃にサイズに応じて一定料金が加算されるしくみです。
仮にチルドゆうパックで60サイズの品物を東京⇔東京間で送る場合は、ゆうパックの基本運賃820円に225円が加算され、1,045円となります。
郵便局の公式サイト「チルドゆうパックの運賃・料金計算」ではチルドゆうパックの料金を簡単に調べることができるので、直前で慌てないためにも発送前に調べておきましょう。
チルドゆうパックの送り方3STEP
チルドゆうパックは、以下3つの手順を踏んで送りましょう。
・STEP1|発送方法を決めておく
・STEP2|発送直前まで品物を保冷しておく
・STEP3|品物に合った方法で梱包して発送する
順番に解説します。
STEP1|発送方法を決めておく
チルドゆうパックを送るときは郵便窓口への持ち込み、もしくは集荷依頼のどちらで発送するかあらかじめ決めておきましょう。
品物の傷みを防ぐためにも梱包したら早めに出荷する必要があるため、事前に発送方法を決めて発送時間の目安を定めたり集荷依頼をかけたりしておくと、次のSTEP以降の作業がスムーズです。
基本的には梱包後、すぐに発送できる郵便窓口への持ち込みが最適です。
ただしチルドゆうパックの取り扱いは局内に冷蔵施設がある郵便局でのみとなっていることから、以下の手順で事前に対応可能か確認する必要があります。
1.郵便局の公式サイト「郵便局をさがす」を開く 2.ページの下部にある「利用条件からさがす」の項目を確認する 3.「郵便サービスから選ぶ」タブのなかから「チルドゆうパック」にチェックを入れて検索する |
チルドゆうパックの持ち込みができる郵便局がない場合や持ち込みが難しいときは、Webもしくは電話から集荷を依頼しましょう。
集荷依頼方法 | 依頼先 |
Web | Web集荷サービスのお申込み |
電話 | 0800-0800-111 |
STEP2|発送直前まで品物を保冷しておく
チルドゆうパックには冷却ではなく保冷しながら輸送するサービスのため、品物を発送直前まで冷やす「予冷」をしておく必要があります。
予冷をしておかなければ品物が傷んでしまう可能性があるだけでなく、トラック内の温度が上昇してほかの荷物に影響を与えかねないことから、状況によっては引受けが難しい場合もあるため注意してください。
郵便局の公式サイトには明確な予冷時間の記載はありませんが、発送時間までに10°C以下で6時間以上冷やしておくことをおすすめします。
STEP3|品物に合った方法で梱包して発送する
発送時間が迫ってきたら品物に合った方法で梱包して、発送しましょう。
ここでは以下の生鮮食品の梱包手順を解説します。
・野菜
・果物
・鮮魚
・生肉
また生鮮食品の梱包には次の道具が必要になるため、事前に用意してください。
梱包する品物 | 梱包する品物ごと必要なもの | 共通して準備しておくもの |
野菜 | 新聞紙 ビニール袋 |
段ボール 緩衝材 |
果物 | フルーツキャップ | |
鮮魚・生肉 | ビニール袋 保冷剤 |
フルーツキャップはネット状の緩衝材で、果物の梱包時に便利です。また緩衝材は気泡緩衝材や隙間埋め緩衝材などを用意しておくと傷つけずに発送できます。
気泡緩衝材 | 隙間埋め緩衝材 |
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必要な道具を準備できたら、梱包作業に取りかかりましょう。
野菜
チルドゆうパックで野菜を送るときは、以下の方法で梱包します。
1.新聞紙で包み、ビニール袋に入れる 2.重量があり固い野菜から段ボールに入れる 3.隙間を緩衝材で埋める |
予冷しておいた野菜を新聞紙で包んでビニール袋へ入れたら、傷みを防ぐために完全に封をせず、緩く口を結んでおきます。
次に小さい野菜や柔らかい野菜が潰れてしまわないよう、重量があり固い野菜から段ボールに入れてください。
このときカットされた野菜は切り口を下に入れると空気に触れにくくなるため、鮮度を維持した状態で送れます。
すべての野菜を詰めたら、隙間を緩衝材で埋めて段ボールを閉じましょう。
果物
果物をチルドゆうパックで送るときは、以下の手順で梱包します。
1.傷防止のために気泡緩衝材を敷く 2.緩衝材で包んで段ボールへ詰める 3.緩衝材で隙間を埋める |
果物が傷む原因となるため、傷ができないようあらかじめ段ボールのなかへ気泡緩衝材を敷いておきます。
次に輸送中に果物同士がぶつかり傷つくことを防ぐために、一つひとつ緩衝材で包んで段ボールへ詰めてください。
このとき使用する緩衝剤は気泡緩衝材でもかまいませんが、フルーツキャップと呼ばれるネット状の緩衝材があると効率的に果物を包めるので、おすすめです。
すべての果物を詰め終えたら隙間をさらに緩衝材で埋め、輸送中に動かないようにして、段ボールを閉じてください。
鮮魚・生肉
鮮魚や生肉をチルドゆうパックで送るときの梱包手順は、以下のとおりです。
1.ビニール袋に入れて水濡れ対策をする 2.緩衝材で包んで段ボールへ詰める 3.緩衝材で隙間を埋める |
水分が漏れて段ボールが濡れてしまわないよう、鮮魚や生肉を梱包するときはビニール袋へ入れてから口をきっちり縛ってください。
このとき保冷剤があればビニール袋へ一緒に入れておくと、より鮮魚や生肉の鮮度を保ちやすくなるのでおすすめです。
つづいてビニール袋の上からさらに緩衝材で包んだのち段ボールへ詰めていき、最後に動かないよう隙間を埋めて段ボールを閉じましょう。
チルドゆうパックを送るときのよくあるQ & A
最後に、チルドゆうパックを送るときのよくあるQ & Aにお答えします。
冷凍には対応している?
チルドゆうパックは0~5℃の冷蔵温度帯での輸送のため、冷凍には対応していません。
法人契約している企業のみが利用できる冷凍便サービスとして「冷凍ゆうパック」がありますが、一般的な方が冷凍品を送るのであれば、ほかの配送業者を選択しましょう。
段ボール以外の梱包材を使える?
使えます。
段ボール以外にも紙袋や発泡スチロールなどでチルドゆうパックを発送できます。
ただし紙袋で送る場合は、段ボールより柔らかく耐久性が低いことから梱包方法に十分注意する必要があり、緩衝剤の使用とともに水濡れ対策をしっかりしましょう。
また発泡スチロールの場合は外からの冷気を通しにくいことから、中に保冷剤を入れておくと輸送時にも鮮度を保ちやすくなります。
段ボール以外の梱包材も使えますが、適切に梱包作業をおこなってください。
チルドゆうパックを送るなら梱包資材の調達にコンポスが便利
本記事ではチルドゆうパックの送り方について、梱包方法の解説やよくあるQ & Aをお伝えしました。
チルドゆうパックは郵便局の冷蔵品を送れるサービスで、送るときは発送方法を事前に決めておき、しっかり予冷した品物を適切に梱包する必要があります。
緩衝材を活用して傷を防ぎ、必要に応じてビニール袋で水濡れ対策をしてから発送しましょう。
また弊社コンポスでは、段ボールや緩衝材などの梱包資材を幅広く取り扱っております。
午後2時までの決済で当日発送にも対応いたしますので、お急ぎの方もぜひご活用ください。